主催

日本バーチャルリアリティ学会アート+エンタテインメント研究委員会(A+E研究委員会)

「日本バーチャルリアリティ学会アート+エンタテインメント研究委員会」とは?

日本バーチャルリアリティ学会(​​https://vrsj.org)に属する研究委員会の一つで、アート・エンタテインメントの学術的な発展を目的とし、作品を通じた情報交換・発信だけでなく、その背景、ねらい、関係する技術・科学などについて論じ、整理・記録する活動を行っています。

開催趣旨

本イベントでは、テクノロジーを使ったアート・エンタメ作品を制作している研究者・アーティストを招待し、作品展示や来場者の体験設計の実践について、紹介・議論することを目的とします。

学会併催の展示のように数多ある作品の中から、来場者の興味を引き話題にしてもらうためにどう展示や来場者の体験を設計するべきか。はたまた、アートの文脈を持つ作品においては、作品の制作意図を伝えるように展示を設計するにはどういう点に気をつけるべきか。参加型の体験設計は作品の文脈や意図を伝える邪魔になるのだろうか。

前半は、ゲストの研究者やアーティストから自身の実践や事例、方法論などについて紹介してもらいます。後半は、相談希望(申し込みページは下記)の参加者の制作物について、論文やアート作品への展開に向けた相談を研究委員会の幹事や委員、ゲストが受け付けます。終了後は、カジュアルな歓談の場として交流会の開催も予定しています。

※ 本イベントの内容は、A+E研究委員会のWebサイトや報告書、出版物の中で紹介させていただくことがあります。

対象

アート・エンタテインメントに関わる研究や制作をおこなっている学生、研究者、アーティストなど

日時

2024年10月6日 (日) 13:00 – 17:30

開催形式

ハイブリッド

■ 現地会場

東京大学 情報学環オープンスタジオ

会場へのアクセス:https://openstudio-utokyo.com/access/
※ 建物に入る際は「情報学環オープンスタジオ 案内図」中の赤い矢印「赤門からの順路」でお越しください。

■ オンライン

講演会・相談会:Zoom

※ URLは下記の申し込みページよりお申し込みいただいた方に直接ご連絡します。

参加費

無料

ゲスト講演者

安 謙太郎(やす けんたろう)

NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 感覚インターフェース研究グループ 特別研究員

2008年慶應義塾大学理工学部卒業、2010年慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程修了、2013年同研究科博士課程修了。2013年から2016年までNational University of Singaporeにて研究員として勤務。2016年よりNTTコミュニケーション科学基礎研究所に入所し、触覚ディスプレイシステムの研究を開始。2018年、磁性触覚印刷技術「Magnetact」を開発し、2019年より特別研究員。専門はヒューマンコンピュータインタラクション。紙や磁石など身近な素材を用いた創造技術、情報提示技術の研究を行う。

大島 遼(おおしま りょう)

プログラマー、インタラクションデザイナー

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了(修士)。人間の知覚能力を活かす問題の設計と表現の研究開発を行っている。主な仕事に「まだ意味のない機械展」出展(nomena gallery Asakusa・2024)、『解きたくなる数学』(共著・岩波書店刊・2021)、「YCAM Wayfinding Signage」システムデザイン(2019)、「単位展」「情報の比較」映像制作(21_21 DESIGN SIGHT・2015)、「指を置く展」実験装置制作(ggg・2014)等。受賞に、D&AD Yewllo Pencil(2012)、未踏IT人材発掘・育成事業スーパークリエータ認定(2011)。

A+E研究委員会からの参加幹事・委員

  • 山岡 潤一(慶應義塾大学)
  • 吉田 成朗(OMRON SINIC X)
  • 阪口 紗季(東京都立大学)
  • 土田 修平(お茶の水女子大学)
  • 韓 燦教(東京大学)
  • 柴﨑 美奈(東京都立大学)

スケジュール

  • 12:45-13:00 開場・受付
  • 13:00-13:05 オープニング
  • 13:05-14:00 講演会
  • 14:00-14:05 休憩
  • 14:05-15:50 相談会
  • 15:50-16:00 クロージング
  • 16:00- 交流会(以降は現地参加者のみ)

※「相談会」終了後はZoomによる配信を停止します。 交流会の参加は現地会場での聴講者のみです。

参加申込

申し込み締め切り:2024年9月27日 金 17:00 

聴講のみを希望する方と、相談を希望する方とで申し込み方法が異なります。定員になり次第チケットの申込受付を終了させていただきます。

聴講のみ(現地参加 or オンライン)

※ 会場の都合上、現地参加は最大20名程度の申込先着順となります。

聴講 + 相談(現地参加)

相談をご希望の方はPeatixのチケットと合わせて下記のGoogleフォームの記入をお願いいたします。

※ 申し込み多数の場合は、申込みの際にお送りいただいた資料をもとに、学生や若手研究者・若手アーティストを優先して選出いたします。

※ グループで申し込みされる場合、会場の都合により現地での発表者は代表者2名までとさせてください。

注意事項

本イベントの内容は動画配信サービス(youtube等)での公開は予定されていません。ただし、内容や成果物は、A+E研究委員会のWebサイトや報告書、出版物の中で紹介させていただくことがあります。

聴講のみ希望の方へ

聴講希望の方は講演に続いて相談会にも参加可能です(講演のみの参加でも問題ありません)。ただし、相談会は相談者と幹事・委員がメインであるため、聴講者は相談会中に発言やコメントの機会はありません。

また、Zoomでの聴講希望の方は、配信の都合により交流会に参加いただくことはできません。

聴講 + 相談希望の方へ

本イベントは論文化・アート作品化に向けた実践や知識を共有するためのオープンな相談・議論を目的としています。そのため、相談者は以下の事項に注意してください。

  • 当日は、ご自身の研究・制作物を10分程度で紹介するスライドや映像などの準備をお願いいたします。
  • すでにある制作物(公開可能なものに限る)に対して論文化やアート作品化に向けた相談・議論を行います。実体の伴わないアイディア段階の研究・制作物に関する相談はご遠慮ください。
  • 相談に含まれる内容は、既発表もしくは、聴講者や委員会メンバーの前で話しても問題ない内容に留めるようにお願いいたします。
  • 共同研究・制作の成果に関して相談希望の方は、事前に関係者(研究室主催者、共著者、コラボレーターなど)に本イベントで成果を公開・相談・議論することに関して了承を得た上で参加するようお願いいたします。
  • 本イベント以降、継続的に相談・議論を行う予定はありません。相談は本イベントで完結する内容に留めるようにお願いいたします。執筆や投稿などに関して締め切りまで継続的にメンタリングして欲しいといった内容をお引き受けすることはできません。

お問い合わせ

日本バーチャルリアリティ学会アート+エンタテインメント研究委員会

sigae.vrsj@gmail.com